
誕生石

誕生石は12ヶ月に因んで決められた宝石で、旧約聖書に記載されているものが起源になっています。自分の生まれ月の石を持つと幸運を呼び、お守りになると言われています。

古代エジプトからジュエリーとして使われ、旅の保護のために身に付けられていたガーネット。母の愛、大きな愛情の石と言われています。
語源:ラテン語で「granatum」(実が沢山あるという意味)から派生
石言葉:「真実・友愛」
化学組成:鉄分とアルミニウムが多い、ワインレッドのパイロープはFe2+Al2(SiO4)3、
カルシウムが多いグリーンの結晶のウバロバイトはCa3Cr2(SiO4)3、
マンダリンガーネットとも呼ばれるスペサタイトはマンガンとアルミニウムが多く、Mn3Al2(SiO4)3です。

アメシストは旧約聖書にも登場し、宗教的にも高貴な色として珍重されてきました。アメシストを持つとお酒の悪酔いを防ぐと信じられていたそうです。健康の御守りとしてオススメの石です。
語源:ギリシア語の「amethustos」(酔わない)
石言葉:「誠実・高貴」
化学組成:SiO2(珪酸塩鉱物)、微量の鉄イオンが色のもとになっています。

アクアマリンは古くから船乗りの航海の御守りとして持たれていたそうです。
心の浄化、水関係のレジャー等の御守りの石と言われています。
語源:ラテン語、特有の水のような色合いから派生
石言葉:「勇敢」
化学組成:Be3Al2Si6O18、アルミニウム珪酸塩と色のもとの金属元素のベリリウムを含みます。

クオーツ(石英)は代表的な鉱物の一種で、長石、水に続いて3番目に多いといわれています。自分の能力をアップしてくれると言われています。
語源:不明ですが、1530年のドイツ語の本に出てきていることが分かっています。
石言葉:「完璧・冷静沈着」、日本の国石に指定されています。
化学組成:SiO2(珪酸塩鉱物)、ほとんどすべての変成岩・堆積岩・火成岩に含まれます。

翡翠はアジア、中南米では古くから「不老不死」や「生命」のシンボルとして珍重されてきました。家族を守る御守りの石と言われています。「硬玉」と「軟玉」の2種類があり、鉱物学的には硬玉はヒスイ輝石、軟玉はネフライトに分けられます。全く違う種類ですが、まとめて翡翠と呼ばれています。
語源:中国で、カワセミの美しい羽根のような色合いから
石言葉:「長寿・健康・徳」
化学組成:ヒスイ輝石は珪酸塩鉱物NaAlSi2O6、ネフライトは角閃石Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2

ムーンストーンはインドでは恋人の石と言われたり、月の満ち欠けにより形が変わると信じられていました。心を鎮め、直観力を高める石と言われています。
語源:石から発せられるシラー効果を月光に見立てた事による
石言葉:「純粋な恋」
化学組成:(Na,K)AlSi3O8(珪酸塩鉱物)
ムーンストーンは珪酸塩鉱物の長石グループ・アルカリ長石のアノーソクレースやサニディンを指します。

ルビーは古代から様々な御守りとして持たれ、幸運の象徴として信じられたり、毒薬から身を守る・出血を止めるなどの言われもあったようです。音楽やダンスなどの芸術性を高めてくれると言われています。
語源:ラテン語で「rubeus」(赤)
石言葉:「純愛」
化学組成:Al2O3(酸化アルミニウム)、ヘマタイトと同じ赤鉄鉱グループに属しています。
ルビーの色合いは酸化アルミニウムに入った金属イオンであるクロムが原因です。

ペリドットは古代から中世まで、太陽のシンボルでした。屈折率が高く夜も美しく輝くことから「イブニングエメラルド」とも呼ばれていました。若葉のような瑞々しい色合いが心を癒してくれると言われています。
語源:アラビア語で宝石を指す「ファリダット」
石言葉:「夫婦の幸福」
化学組成:Mg2SiO4(ネソ珪酸塩鉱物)カンラン石の一種

中世ヨーロッパでは国王の宝飾品に多く用いられ、聖職者の指輪にふさわしいとされていました。クリエイティビティなど、隠れた才能を引き出してくれる石と言われています。
語源:青を意味するラテン語の「sapphirus」
石言葉:「慈愛・誠実」
化学組成:Al2O3(酸化アルミニウム)
サファイアはルビーと同じくコランダムの一種で、特有のブルーは酸化アルミニウムに入った金属イオン、鉄とチタンで色付きます。

トルマリンは珪酸塩鉱物の一種で、結晶を熱すると電気を帯びるため電気石と呼ばれます。引き寄せる波動を持つトルマリンは「恋愛」や「仕事」を引き寄せてくれると言われています。
語源:スリランカ・シンハラ族の宝石の砂礫を意味する「turamali」
石言葉:「希望」
化学組成:グリーンやピンクのエルバイトはNa(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4、
ショールとも呼ばれる鉄電気石はNaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4。

商売繁盛や財産を呼ぶと古来から言われてきたシトリンですが、一部の地域には蛇から身を守る御守りとされていたそうです。幸運を呼ぶ石と言われています。
語源:フランス語でレモンを意味する「シトロン」
石言葉:「希望・友愛」
化学組成:クリアクオーツと同じくSiO2、特有の黄色は含水酸化鉄による着色
アメシストを加熱処理されたものがシトリンとして流通されていることが多いです。

古代エジプトから彫像、装飾品に使われ、粉末は顔料・医薬品としても珍重されてきました。心を鎮め、瞑想時に持つといいとされています。
語源:「ラピス」がラテン語の「石」、「ラズリ」はペルシャ語の「天空の青」から
石言葉:「高貴・崇高」
ラピスラズリはラズライト、ソーダライト、アウイン、パイライト、カルサイトを含んだ岩石、珪酸塩鉱物です。
化学組成:主成分のラズライトはNa8-10Al6Si6O24S2、
ソーダライトNa8Al6Si6O24Cl2、アウイン(Na,Ca)6-8Al6Si6O24(SO4)1-2
星座石

星座石は占星術の12星座の神話に登場する神にちなんだ宝石から決められたという説と、旧約聖書の「出エジプト記」に記されている宝石を12星座にあてはめた、という説があります。自分の星座の石を持つと幸運を呼び、お守りになると言われています。

3月21日〜4月20日
カーネリアン
石言葉:「勇気・友情」
その他にはルビー・ガーネットも牡羊座の星座石といわれています。

4月21日〜5月21日
マラカイト
石言葉:「繁栄」
その他にはトパーズ・エメラルドも牡牛座の星座石といわれています。

5月22日〜6月21日
アクアマリン
石言葉:「勇敢」
その他にはシトリンも双子座の星座石といわれています。

6月22日〜7月22日
ムーンストーン
石言葉:「純粋な恋」
その他にはエメラルド・パールも蟹座の星座石といわれています。

7月23日〜8月23日
サンストーン
石言葉:「恋のチャンス」
その他にはタイガーアイ・ルビーも獅子座の星座石といわれています。

8月24日〜9月22日
アマゾナイト
石言葉:「穏やかな心」
その他にはサファイア・アイオライトも乙女座の星座石といわれています。

9月23日〜10月22日
ペリドット
石言葉:「内面の美」
その他にはオパール・サファイアも天秤座の星座石といわれています。

10月23日〜11月22日
ロードクロサイト
石言葉:「情熱・愛情」
その他にはサードニクス・トパーズも蠍座の星座石といわれています。

11月23日〜12月21日
アメシスト
石言葉:「誠実・高貴」
その他にはガーネットも射手座の星座石といわれています。

12月22日〜1月20日
ガーネット
石言葉:「真実・友愛」
その他にはターコイズも山羊座の星座石といわれています。

1月21日〜2月19日
ラブラドライト
石言葉:「調和」
その他にはアメシストも水瓶座の星座石といわれています。

2月20日〜3月20日
クリアクオーツ
石言葉:「完璧・冷静」
その他には翡翠・アクアマリンも魚座の星座石といわれています。
左にご紹介しましたのは各月ひとつずつですが、複数ある月もあります。以下にご紹介させていただきますと・・・
3月 珊瑚・ブラッドストーン
4月 ダイヤモンド
5月 エメラルド
6月 パール・アレキサンドライト
7月 カーネリアン
8月 サードニクス(赤縞瑪瑙)
10月 オパール
11月 トパーズ(イエロー)
12月 ターコイズ・タンザナイト・ジルコン
現在の誕生石のベースは1912年にアメリカのカンサス・シティーで開催された米国宝石組合大会で決められたものですが、各国の国民性や石の好みでしょうか、多少の違いがあり、左でご紹介した誕生石も日本の、1958年に全国宝石商組合がアメリカの誕生石を基に制定したものです。
イギリスには水晶(石英)の愛好者が多いそうで、誕生石にもその傾向が反映されています。4月はクリアクオーツ、5月にはクリソプレーズ、7月にはカーネリアンとなっています。
フランスはアメリカの基準と大幅に異なり、3月がルビー、4月がサファイア、6月が白瑪瑙、9月がペリドット、10月がアクアマリンとなっています。
どのような過程で決められたのかは分かりませんが、お国柄があるのかと思うと面白いですね。
星座石は占星術を基に決められていますが、その星座それぞれに対応する守護星があり、その守護星の影響を受けるともいわれているそうです。
こちらでは各星座の守護星をご紹介します。
牡羊座 火星
牡牛座 金星
双子座 水星
蟹座 月
獅子座 太陽
乙女座 水星
天秤座 金星
蠍座 冥王星
射手座 木星
山羊座 土星
水瓶座 天王星
魚座 海王星
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